新型コロナウイルスの影響が避けられなくなっている東京オリンピックに、また不幸なニュースが飛び込んできた。
バトミントンで金メダル候補といわれている「桃田賢斗」選手が合宿中に目の不調を訴え、緊急入院し眼窩底骨折の手術を行ったというもの。
全治3ヶ月ということだが、手術後の治療は? オリンピックに影響は出ないのか? という疑問を調べてみた。
マレーシアでの交通事故が原因
先月にマレーシアで巻き込まれた事故で頭部を強打して、鼻を骨折していた桃田選手。
帰国してからの精密検査で異常はないと診断されていたが、顔の骨全体が事故のダメージを受けていたのは間違いない。
それが合宿中の急激な動きの衝撃などで発症したと推測できる。
緊急手術を行った
眼窩底骨折を発症すると、複視などの症状が生じますが、時間経過とともに徐々に改善することも多いです。
しかし、数週間以上経過しても諸症状が改善されない、もしくは発症時から強い複視があり日常生活に支障がある、完全に上方に眼球を動かすことができない、目の動きに関連した痛みが非常に強いなど症状が強い場合には、手術による治療介入が行われます。
Medical Note
桃田選手はシャトルが2重に見えると訴えたとのことで、手術という手段がとられたのでしょう。
手術後どのくらいで回復するのか?
病院の手術案内などを調べてみると、手術前までは安静が必要。手術後なら歩行も可能とあった。
しかし、バトミントンのような動きの激しいスポーツをすぐに行えるとは思えない。
体力低下や実践感覚が鈍るのは間違いないだろう。
後遺症が残る人もいる
物が2重に見える症状も手術によって人によっては軽くなる程度で、残ることもあるとのこと。
東京オリンピックへの影響は避けられない
オリンピック内定選手ではあるので、本人が大丈夫と言えば出場は出来る。
しかし、望まれていた金メダル獲得には確実に影響がでるだろう。
リオオリンピックは賭博という身から出たサビで出場できなかった桃田選手。
少しの過失もない、もらい事故でのこの悲報は本当に同情を禁じえない。
身体は一生付き合っていくものなので、悔しい気持ちはあるだろうが治療に専念してほしい。
早い快復を祈っています。
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